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銀行で定期口座を作るなら、銀行の株を買う方が良い!その理由とは?

みなさん、こんにちは。

以前私の尊敬するお金の先輩に言われて「なるほど」と思ったことがあります。それは「メガバンクで定期口座を作っても全然お金が増えないだろ。どうせ銀行で寝かせるくらいなら実は銀行の株を買った方がよっぽど良い」というお話でした。

値下がりは怖いですが、低金利時代の高配当株が5%の配当性でしたら、10年で株価の半分が入るわけです。そうなると株価が半値になっても実質損はしていません。

それでは参考までにメガバンクや地方銀行の配当利回り(予定)をまとめたのでご覧ください。

超低金利時代に魅力的な高配当株とは?

超低金利時代に魅力的な高配当株とは何で、超低金利時代の高配当銘柄とは何でしょうか?

日本は長い間、超低金利の時代でした。定期預金にお金を預けても、その金利はごくわずかです。個人向け国債の金利も超低金利で、利回り1%すら夢のまた夢です。

ところが、日本株を見てみると、配当利回りは2%、3%は当たり前。中には5%を超えるものもあります。今の時代、配当だけで年5%以上の利回りの銘柄を見つけたら、全財産を投資したくなるのではないでしょうか?

しかしながら、世の中はそんなに甘くないです。配当利回りが高いからという理由だけで、その銘柄に飛びつくのはリスクが高すぎます。

そこで今回は、「配当利回りで銘柄を選ぶ」ということに関して、解説していきます。

高配当利回り=お買い得ではない

まず、理解していただきたい重要なポイントがあります。「高配当利回り=お買い得 」とは限りません。株式投資をする際には、目に見える現実を常に疑ってかかる様にしましょう。

例えば、割安に見える銘柄を見つけたら、「割安でお得!」と飛びつくのではなく、「どうしたら割安になるのか?ではなく、なぜ割安なのにみんな買わないのか?と自問自答すべきです。なぜ割安なのに買われないのか?」と考えるべきでしょう。

配当金についても同じことが言えます。「配当利回りが5%だからすごい」と言うのではなく、「なぜ割安なのに買われないのか?むしろ、配当利回りが5%なのに、なぜ株価が上がらないのか?」と問うべきでしょう。

配当利回りが5%で、その利回りが今後も続くと予想される銘柄は、非常に有利な投資先と言えます。特に現在の超低金利下では、配当利回りが2.5%程度になるまで、つまり株価が2倍になるまで買う人がいてもおかしくはないでしょう。

しかしながら、配当利回りが5%を超える銘柄の中には、値下がりが続くものも珍しくありません。配当利回り5%が今後もずっと確保できるのであれば、株価が下がり続けることはないはずです

つまり、プロの投資家は、配当利回りが5%を超える銘柄は、将来、業績悪化などで減配になるリスクが高いと見ています。現在の配当利回りが6%で、2年後に業績悪化で3分の1減配となれば、2年後の実質配当利回りは2%に低下します。

高い配当利回りを残している銘柄は、決してオトクなものではなく、将来の減配リスクを考慮した株価になっているだけなのです。もし、減配になれば、二重の痛手を負うことになります。

配当利回りが非常に高い銘柄に投資する場合は、一歩間違えるとダブルパンチのダメージを受ける可能性が高いので、十分に注意する必要があります。なぜなら、配当利回りが高い銘柄は、多額の配当金を受け取れるという魅力で株価が形成されているからです。

そんな中で、業績不振で配当が減額されると、まず業績不振で株が売られ、さらに配当が減額されて株が売られるという二重のダメージを受けることになります。

配当自体はほぼ一定なので、

  • 株価が上がれば利回りは下がる
  • 株価が下がれば利回りは上がる

という仕組みになっていることを頭に入れておきましょう。

配当利回りで銘柄を選ぶなら、「将来の利回り上昇の可能性が高い」銘柄を選ぶ

配当利回りで銘柄を選ぶ場合、「現時点で配当利回りが高い」のではなく、「将来的に配当利回りが高くなる可能性が高い」ことを意識することが大切です。

配当利回りが高い銘柄、私の感覚では配当利回りが4%以上の銘柄は、多かれ少なかれ将来の減配リスクを株価に反映させています。

つまり、現時点での配当利回りが高いほど、減配リスクが高く、ひいては株価が大きく下落するリスクも高くなりますが、その一方で、現時点で、配当利回りが2%程度とそれほど高くなくても、毎年増配している銘柄は、将来も増配する可能性が高いです。

現在2%の利回りであっても、10年後に増配により4%になる可能性があるのであれば、魅力的な投資先と言えるのではないでしょうか?

現時点で配当利回りが高い銘柄は、減配に伴い株価が急落する可能性が高い

一方、現時点で配当利回りがそれほど高くない銘柄は、増配に伴い株価が上昇する可能性が高いです。表面上の配当利回りが高いという理由だけで「高配当銘柄」に飛びつかないようにしましょう。

高配当銘柄の選定のポイント

配当銘柄を選ぶ際には、発行企業の業績悪化により配当が減額されたり、無配になる可能性があることに留意することが重要です。したがって、単に配当利回りの高い銘柄を選ぶのではなく、配当の状況や業績の安定性などを考慮して銘柄を選ぶことが重要です。

具体的なポイントについては、以下の2点が挙げられます。

  • 「タコ足配当」銘柄を選ばない様にする

タコ足配当とは、配当原資となる利益が十分にないにもかかわらず、過剰に配当を行うことです。

利益を超える配当を行うためには、企業が蓄積した剰余金を取り崩す必要があり、長期に渡って継続することは出来ません。「1株当たりの配当金」が「1株当たりの利益」を上回り続けている銘柄には注意した方がよいでしょう。

  • 過去の配当金を確認する

業績の変動が大きい銘柄のケースでは、直近の配当が偶発的に高配当であったことが想定されます。また、記念配当であったり一定期間だけ増配されるケースもあります。

過去の配当金をチェックして、継続的に同一の水準の配当金を支払っているのかどうかをチェックしましょう。大事なことは表面だけみて「飛びつかないことです」

そんな私は勉強もせず、無知のまま表面上の情報だけをみて見事に飛びついてしまい、株で大損をしてしまっています。みなさんにはそうはなって欲しくないので、是非知識を蓄えた上で、投資をしていって欲しいです。

それではまた。

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